カメラで撮影に出かけるとき、失敗談やピンチに陥ったことはないでしょうか?せっかく遠くまで撮りに来たのに〇〇を忘れて大ピンチ・・・や、設定が〇〇だったため全滅・・・なんて苦い経験は、カメラ歴が長い人ほどあるのではないでしょうか。
ここでは撮影時の失敗事例やピンチ事例を挙げていきたいと思います。
アクセサリ類を忘れる事例
カメラとレンズを持ってくるのを忘れるカメラマンはほとんどいないと思いますが、その周辺機器やアクセサリ類を忘れてしまうのはありがちです。忘れてくるものによっては、撮影不能という事態に陥りますので、避けたいところです。
バッテリー・メモリーカードを入れ忘れて詰む
バッテリーやメモリーカード忘れは致命傷になりがちです。道中ならともかく、撮影地に到着してから気づくと手遅れのパターン。メモリカード忘れに途中で気が付いた場合は、以下のような場所でも買うことができますので、とりあえず販売している場所を探しましょう。
バッテリーを忘れた場合はさらに厳しく、県外遠征など自宅から離れてしまっている場合は、大型の家電量販店やカメラ店などで同じタイプのバッテリーを探してもらい、且つその場で充電させてもらえるかがカギとなります。
バッテリーの充電を忘れる
いざ撮影しようと電源を入れると、バッテリーが残りわずか…。など、バッテリーが満タンだと思っていたのに、どうしよう? という場面。特に久しぶりにカメラを使う場合などにありがちなミスです。
最近では、USB-PD充電が可能なカメラもあるので、出先でモバイルバッテリーなどの外部電源さえ準備できれば、最悪USB経由でバッテリーを充電できます。
運悪く現地でバッテリー残量が少ないのに気づいたら、できるだけバッテリーを節約することを心掛けましょう。
三脚のクイックシューを忘れて、三脚に固定できなくなる
これもカメラ忘れあるあるで、三脚はちゃんと持ってきたのに、三脚に取り付けるクイックシューを忘れて三脚に固定できなくなるパターンです。
実質三脚を持ってきていないのと同じ状態になるため、固定して撮影できない制約が発生します。特に夜景撮影や星空撮影など、三脚必須のシーンでは全く撮影できないので、忘れたときのダメージは大きいものです。
コインを忘れてクイックシューが外れない・付け替えられない
クイックシューをカメラに固定するネジの頭に溝があるタイプで、コインを使ってでしか固定できないものがあり、コインを忘れるとネジを締めたり緩めたりできず、クイックシューが交換できません。
手で無理やり固定しても保持力が弱く、カメラが動いてしまったりします。また、強く締まっているネジは手で外すことができないので、違うカメラやレンズにクイックシューを交換することもできません。
せっかくの夜景撮影なのにレリーズを忘れた
せっかくの夜景撮影、メモリカードもバッテリーも充電して準備万端だったのに、現地でレリーズを忘れてきてしまった。
設定をやらかす事例
設定系は初心者にはありがちの事例ですが、最後まで気づかないと撮った写真が全滅…なんてこともあります。
ピントがマニュアルフォーカスになっていて、ピンボケで写真が全滅
ズームレンズではファインダー越しでもピントがボケているのがよくわかるのですが、単焦点の広角レンズになると、ピントが少しくらいずれていてもファインダー越しではわかりにくいことがあります。
フォーカスモードがマニュアルフォーカスになっていて、微妙にピントが外れたまま撮影を続けてしまい、撮り終わって拡大画面を見て気づいた時には手遅れだった・・・という事例もあります。
特に前回撮影したときに、星空や風景などでマニュアルフォーカスに設定し、そのままにして次の撮影に出かけてしまうことが多いようです。
手振れ補正機能がOFFになっていて、微ブレで写真が全滅
こちらも前回三脚を使って夜景や風景などを撮った設定のままになっていて、手振れ補正をOFFにしたまま手持ち撮影を続けてしまう失敗です。明るい場所で広角撮影なら影響は少ないものの、暗い場所や室内、望遠の手持ち撮影などでは影響が大きくなります。
せっかくの高性能な手振れ補正機能も機能しなければ意味がありません。これもよくやらかす失敗事例なので、気を付けるようにしましょう。
ISO感度が無駄に高くなっており、ノイズの多い写真になってしまった
前回暗い場所での手持ち撮影だったので、ISO感度を1600の固定にしてしまい、そのまま設定を変えるのを忘れて次の撮影に出かけてしまいました。この日は比較的明るい場所だったので、低ISO感度でも十分撮影できたのに、ISO感度を1600のままで撮影してしまいました。後で画像を確認したら、暗い場所でのノイズが目立つ写真を量産してしまったというオチ。
明るい屋外だと写真が明るすぎて気づくこともありますが、中途半端な明るさで絞りを絞っているとISO1600でもうまく撮れてしまうことがあり、最後まで気づかないことがあります。
メンテナンスでやらかす事例
イメージセンサーを自分でクリーニングして自爆
最近ではネットやyoutubeなどの動画でも紹介しているイメージセンサーのセルフクリーニング。よほど慣れていない限り、初心者が自分でセンサーのクリーニングをするのは自殺行為です。
綿棒やクロスなどで少しずつ拭き取るような情報が出ていますが、素人がやると汚れを増やしてしまうだけでなく、センサー自身を傷つけてしまい、最悪交換修理という事態になることもあります。
レンズをティッシュで拭いて傷だらけに
特にカメラをやり始めた初心者の人、眼鏡の普段使っていない人がやりがちなミスで、レンズについた指紋や汚れをティッシュや自分の着ている服などでそのまま拭いてしまう行動。
特に乾拭きは危険で、目に見えないほどの小さなホコリやチリ、砂などを巻き込んで一緒にこすりつけてしまい、結果としてレンズ表面が小さな傷だらけになってしまいます。
カメラで撮影時のピンチあるある事例 まとめ
- メモリーカードやバッテリーは忘れると致命傷になる
- 三脚のクイックシューは意外に忘れがち
- ピントをマニュアルフォーカスのまま撮ってしまうと全滅の恐れあり
- 手振れ補正やISO感度の設定が適切になっているかチェック
- イメージセンサーやレンズのお手入れは細心の注意を
一度や二度はみなさんもピンチに陥ったことがあるかと思いますが、出発前、撮影前にしっかりチェックを行うことが大切です。せっかくのシャッターチャンスに「撮れない!」なんてことがないように、楽しいカメラライフを過ごしましょう。