後ピンとは
自分がピントを合わせたい被写体よりも後ろ(奥)にピントが合ってしまったことを言います。後ろにピントが合うということで「あとぴん」と呼びます。
後ピンにはいろいろな種類があります。手前の被写体にピントを合わせたかったのに、フォーカスポイントがずれて奥の背景にピントが合ってしまった、いわゆる中抜けという状態が一番多い失敗例です。
また密集した花などを撮ろうとしたときに、微妙に奥の花にピントが合ってしまった状態で少しピントが甘い状態なども後ピンと呼びます。
これ以外にも、レンズの個々のロットによって、ごく微量にピントが合わないという現象もあり、これも後ピン・前ピンと呼ばれています。
後ピンに対して、自分がピントを合わせたい被写体よりも手前でピントが合ってしまうことを「前ピン」と呼びます。