露出のアンダーとは
アンダーとは「下」という意味ですが、カメラ用語では自分の思っていたよりも写真の仕上がりが暗くなってしまったことを言います。
これは「露出アンダー」とも呼ばれ、一般的には「この写真はアンダー気味だ」、「ちょっとアンダーだからもう少し露出を補正して」などといった使い方をします。イメージしてたより暗い写真だという意味です。
しかしアンダーの定義はありません、写真の仕上がりの感じ方は人によって様々ですから自分ではちょうどいい写真と思っていても、よその人から見たらアンダーになっていると感じる人もいたり、その逆であったりします。
基本的にアンダー気味で撮影すると写真全体の明るさは暗くなりますから、色が濃くなります。雰囲気的に暗めで濃い写真に仕上げたい場合はわざとアンダー気味に撮ったりする方法もあります。
しかし、アンダーにしすぎると暗い部分の階調がなくなる黒潰れという現象が起きてしまうので注意が必要です。
自分が撮影した写真が「暗いかな?」と感じた場合は露出補正をプラス側へ修正することで任意の明るさに仕上げることが出来ます。
アンダーに対して、思っていたより写真が明るく仕上がってしまうことをオーバーと言います。