絞りとは
絞りとはレンズ内部にあり、光の通る量を調整する装置です。絞り羽根という複数の幕が重なっており、それを開いたり閉じたりすることで穴の大きさを可変し、イメージセンサーに当たる光の量を調整できます。
絞り羽根はデジタル一眼レフカメラの交換レンズにはもちろん、多くのコンパクトデジカメのレンズには内蔵されています。スマートフォンには長年絞り羽根は装備されていませんでしたが、2022年頃から一部のハイエンドスマホには、絞り羽根を搭載した機種も登場し始めています。
水道の蛇口を思い浮かべてもらうとイメージしやすいと思いますが、蛇口を少しだけひねると少ない量の水が出て、たくさんひねると大量の水が出ますね。水の量を調整するものが絞り羽根と思ってもらうといいでしょう。
絞りの数値はF値という値があります、F値が小さいほど光の通る量が多く、F値が大きいほど光の通る量は少なくなります。F値の最少と最大はレンズによって異なります。
絞りは写真撮影では重要な役割を担っており、絞りを変化することで被写界深度(ボケ方)がや画質が変化します。また、様々な明るさの場所で適正露出が得られるように光を入る量を調整できる枠割もあります。