カメラの無限遠とは
無限遠とはピントの調整が不要となる距離を意味し、その距離以降はピント合わせが不要となることを言います。一般的には○○m以降は無限遠などと表記されます。例えば10m以降は無限遠というレンズがあれば、無限遠にピントを合わせておくと、10m先の被写体でも100m先でもピントが合います。
広角レンズほど無限遠になる距離が近く、望遠レンズほど無限遠になる距離が遠くなります。レンズによって多少異なりますが、広角レンズだと数メートル以上、望遠レンズになると数十メートル以上で無限遠になります。
基本的にはマニュアルフォーカスにして、距離目盛を∞(無限大)マークにすると、そこが無限遠のピントです。オートフォーカスで空や山など遠くの被写体に向けてシャッターボタンを半押しにしても、∞マークの所に移動すると思います。(一部の廉価版レンズ、近年のレンズには距離目盛がついていないものもあります。)
実際にはピントリングの遊びや誤差もあるので、距離目盛を∞に合わせても確実にピントが合う保証はありません。しっかりと遠くの景色にAFを合わせるようにしましょう。
下の写真は超広角レンズの距離目盛です。1m以上は∞のマークになっていますね。広角レンズは数メートル先以降は無限遠となることが多く、遠くの被写体を撮るときはシビアなピント合わせは要らなくなります。
遠くの風景や星空などを撮影するときは、あらかじめ無限遠にピントを合わせておくことで、ピント合わせが不要になります。
下の写真は200mmの望遠レンズの距離目盛です。10m以降が∞のマークになっていますね。望遠レンズになると10m以上の距離がないと無限遠になりません。
400mmを超える超望遠レンズともなると、無限遠も20m以上の距離が必要になります。
基本的にはマニュアルフォーカスにして、距離目盛を∞(無限大)マークにすると、そこが無限遠のピントです。オートフォーカスで遠くの被写体に向けてシャッターボタンを半押しにしても、∞マークの所に移動すると思います。(一部の廉価版レンズ、近年のレンズには距離目盛がついていないものもあります。)
近年ではオートフォーカスの機能が向上しているため、無限遠の距離であってもAFでピントを合わせておけば問題ありません。