カメラのフォーカスポイントとは
フォーカスポイントとはカメラがピント合わせの出来る場所のことを言います。カメラはフレームのどこでもピントが合うというわけではなく、ピント用のセンサーがある場所でしかピントを合わすことができません。
フォーカスポイントのことをフォーカスエリアと呼ぶこともあり、日本語では測距点と言います。
オートフォーカス内蔵のカメラですと、画面の中心にフォーカスポイントがありますが、高性能なカメラになるとフォーカスポイントが複数あるものもあります。
以前の一眼レフカメラでは入門機ではフォーカスポイントが9か所ほどしかありませんでしたが、中級機や上級機になると30点や60点など多くのフォーカスポイントがあります。
フォーカスポイントに被写体を合わせてシャッターボタンを半押しにすることでピントが合います。
高性能なカメラになると、ピント合わせたいフォーカスポイントの位置や面積を変えることもできるので、構図を決定してからピントを合わせたい位置にフォーカスポイントを変更できます。フォーカスロック後のフレーミングをずらす必要がなくなり便利です。
また、ミラーレス一眼カメラに搭載しているセンサーは、フォーカスポイントをきめ細かく決定できるため、数百から数千のフォーカスポイントがあります。ほぼ任意の位置にポイントを移動させることができるほか、ポイントの大きさや範囲なども細かく決めることができます。