撮像素子・イメージセンサーのサイズ

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撮像素子・イメージセンサーのサイズとは

画像素子サイズとは撮像素子(イメージセンサー)に並んでいる1つ1つの素子の大きさのことを言います。画素サイズとも呼ばれます。

画像素子は1つ1つのサイズが大きいほどたくさんの光を集めることができるため、画質が向上します。また1つのイメージセンサー上の素子の数が多いほど細密に画像を記録できます。

一般的によく言われる高画素なので高画質というのは間違いです。

上の表はどれも1000万画素のイメージセンサーです。左から35mmフルサイズ、真ん中がAPS-Cサイズ、左の小さいのはスマートフォンに使われている撮像素子です。

ここで言い方を変えて、イメージセンサー全体を島と考えます、それぞれの画素を住んでいる人間と考えましょう。どの島にも1000万人の住人が住んでいるとします。

住んでいる1000万人に平等に土地を与えたとします、フルサイズ島はもともとの島の面積が広いので1人当たりがもらえる土地の面積が広くなりますよね。フルサイズ島は北海道みたいなものです。APS-C島でも、まあそこそこの広さの土地を住民が手に入れることができます。

スマートフォン島はとても狭い島なので、住人1人当たりの土地の広さもとても狭く窮屈ですね。スマホ島は東京のようなものでしょうか・・・

ではここで「それぞれの土地で野菜を作ってください」と言われたら、もちろんフルサイズ島に住んでいる住人は土地が広いですからたくさんの野菜が作れるわけです。一方でスマートフォン島は土地がせまいので、野菜は少ししか採れませんよね。

同じ1000万人が作った野菜でも、土地の面積によって取れ高が変わってきます。例えば、野菜の取れ高が画質に直結すると考えれば、人が多いだけでは高画質にはならないということです。

では次に、同じイメージセンサーサイズでも上の図のように、人口が多くなるほど国民1人1人にもらえる土地のサイズは狭くなります。人が多くなるとたくさんの種類の野菜を育てられますから、やはり国作りの上で人口を増やすのは重要なことです。

しかし人口を増やすと農地の面積は狭くなってしまうので、この狭い土地の中でいかにたくさんの野菜を収穫できるかが重要課題になってきますよね。島全体の大きさはこれ以上大きくできませんから、1つの土地の取れ高を増やせれば高画素化できるわけです。

ですから画素数だけを増やしても意味がありませんから、画素数をいかに大きくしつつ、高画質を保てるかのバランスが大事ですね。

カメラの撮像素子も同じで、メーカーは様々な工夫や技術を取り入れて、いかに高画素で高画質な写真を記録できるかを日々頑張っています。

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