カメラのファームウェアとは
カメラ用語でのファームウェアとは、デジタルカメラを制御しているプログラムのことを言います。デジタルカメラは物理的な機械とそれを動かすプログラムによって、撮影したり、再生したり、設定を変えたりすることができます。
私たちがパソコンやスマホなどで使うアプリは、ソフトウェアというものがほとんどで、容易にインストールやアンインストールができます。ファームウェアは容易に読み書きできない、ソフトよりも固いという意味で、ファームと呼ばれています。
テレビ、電子レンジ、エアコンなど多くの家電製品の中にはファームウェアが内蔵されているため、チャンネルを変えたり、温度を設定したりできるわけです。
最近のデジタルカメラでは、発売後に不具合が発生したり、新たな機能が追加されたりすると、プログラムを修正した最新のファームウェアが公開されることがあります。
メーカーのWEBサイトから確認することができ、メモリーカードにプログラムをダウンロードすることで、自宅にいながら最新のファームウェアに書き換えることが可能です。これをファームウェアアップデートと呼びます。
スマホアプリなどでも、新しい機能が追加されたり、不具合が出たりすると修正プログラムが自動的にアップデートされますよね。あれと似たようなものだと思えばよいでしょう。
物理的な機械の不具合は修理に出すしかありませんが、プログラム的な不具合はそういった方法で解決できるのが便利です。