画像処理エンジン

※記事内にアフィリエイト広告を利用しています

デジカメの画像処理エンジンとは

画像処理エンジンとは、デジカメで撮影したとき、イメージセンサーで受けた光の電気信号を画像データにするデジタルカメラの中枢的役割を担っている電子部品のことです。性能が高いほどさまざまな画像処理を高速に行えます。

エンジンという名前ですが、部品自体は半導体なので一般の人が見ても単なる電子部品の1つとしか見えません、各メーカーでは独自の画像処理エンジンを前に出して差別化をアピールしています。

左はCanonの画像処理エンジン「DIGIC」、右はNikonの画像処理エンジン「EXPEED」、どちらもカメラの内部の制御基板に内蔵される半導体です。

これ以外にもメーカーそれぞれ独自の画像処理エンジンがあり、SONYは「BIONZ」、パナソニックは「ヴィーナスエンジン」など、各メーカーで名前が固定されています。

カメラの画質の良し悪しを決める3大要素としては、「レンズ」、「撮像素子」、「画像処理エンジン」の3つが挙げられます。

画像処理エンジンの役割としては、撮像素子から受けた光の電気信号を画像データにするのが仕事ですが、内蔵メモリの容量アップや高速化で、大きい画像データで連写した時でも遅延することなく撮影できるのも画像処理エンジンの高速処理のおかげです。

また、色合いやホワイトバランスの変更、明るさやコントラストなどの調整をカメラで行った時も、瞬時に反映し、画像として記録するのも画像処理エンジンの役割です。

ハイエンドモデルになると、画像処理エンジンを2つ搭載したデュアルエンジンのカメラもあり、より高画素の画像を高速で処理することができます。

その他、スイッチをONにしてからすぐ撮影できる高速起動化、電池を長持ちさせる省電力化など様々な部分にメーカーが力を入れ、競い合っている部品でもあります。

タイトルとURLをコピーしました