写真・カメラの黒つぶれとは
写真の中で暗い部分の諧調がなくなってしまい、真っ黒になってしまった状態のことを黒潰れと言います。明暗差が激しい部分で、ダイナミックレンジの範囲を超えて暗い部分があると黒潰れが起きます。
これとは逆に、明るい部分の諧調がなくなって真っ白になることを白飛びと言います。
左の写真は、窓の外の景色に露出を合わせて撮影したため、室内の天井や壁が真っ黒になっています。これが黒つぶれという現象です。
逆光状態であったり、室内と明るい窓の外が一緒に写っている状態など、明暗差が極端にある構図で、明るい方を基準に露出を合わせることで黒つぶれが発生しやすくなります。
このような場合は、露出補正をプラス側に補正することで、室内の黒潰れを防ぐことができます。
しかし、黒潰れ写真が失敗というわけではなく、ローキーな写真に仕上げたり、ダークなイメージを再現したりと写真の演出の上で、わざと黒潰れを起こす技法もあります。