カメラの中央重点測光とは
中央重点測光とは測光モードの1つで、画面の中央の明るさを重点的に測り、その周辺の明るさもある程度考慮しながら露出を決定する測光方式です。
被写体に極端な明暗差がある場合、多分割測光ではなかなか写真の明るさが意図していたことと違ってしまうことが多くなります。中央重点測光では、画面の中央部に明るさを合わせたい被写体に持ってくることで精度よく測光することができます。
中央重点測光は中心部を重点的に測光し、その周りもある程度考慮して測光します。それ以外の場所の明るさは無視されるため、上図のように室内から外を撮影するような時には、外の景色の明るさを基準にして露出値が決められるため、白飛びせずに撮影ができます。
これを多分割測光で撮影すると、暗い部分の面積が広くなるためカメラは明るくしようと露出を調整し、下の写真のようになります。
中央重点測光は明暗差が大きい場所で、基準にしたい被写体の明るさがある程度大きいときに使えるモードです。