多分割測光

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カメラの多分割測光とは

多分割測光とは測光モードの1つで、撮影する画面を多数のエリアに分けて明るさを測定し、それをもとに写真全体の露出を決める測光方式です。カメラメーカーによっては、多分割評価測光、評価測光、マルチパターン測光などと呼ばれますが、どれも同じ意味です。

多分割測光は、複数に分かれたセンサーで各エリアの明るさを測り、それをまとめて全体で評価し、最適な露出を割り出すようになっています。一般的な撮影下においては最も失敗が少ないので、多くのカメラではこの方式が採用されています。

上の図では分割面積を12エリアに分け、それぞれのエリアの明るさを測り、明るさを集計して、最適な露出値をカメラが割り出すといった流れになります。

実際にはもっと分割エリアが多く、面積も均等マス目割りではありませんが、イメージ的には上の図のような方式で露出値が決められます。エリア数、面積の分割方式、露出値の計算方法はメーカーによって異なります。

多分割測光は多くの状況下で使えるオールマイティ的な測光方式ですが、極端な明暗差がある場所や、夜間の撮影、室内と窓の外の屋外、逆光での人物撮影等ではカメラが正しく明るさを判別できず、自分の思いとは違う明るさになってしまうことがあります。

その場合は測光モードを変更し、状況に合わせた測光方式で撮影するのが上達への近道です。

デジタル一眼レフカメラには、多分割測光の他、スポット測光や中央重点測光があります。

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