アウトフォーカス写真とは
アウトフォーカスとはピントが合ってないぼけたことを言いますが、失敗したピンボケ写真ではなく、意図的に写真にボケを入れる技法のことを言います。
アウトフォーカス写真は主題だけにピントを合わせ、それ以外をぼかすことによって主題が強調され、インパクトのある写真に仕上がります。花やポートレートなどの人物撮影は比較的このアウトフォーカスを生かした写真が撮られています。
特に撮像素子が大きいデジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼などでは絞りを開放にしたり、望遠レンズを使うことで遠近差によるボケが出やすいため、比較的容易にアウトフォーカス写真を撮ることができます。
両者の写真は被写体の一部だけにピントを合わせて、手前と奥は意図的にぼけさせています。
アウトフォーカスは写真の表現技法の1つで、写真をふんわりと幻想的に見せることができますが、単なるピンボケ写真と紙一重ということを忘れないようにしてください。
一眼レフやミラーレス一眼では、絞りを開放すれば手軽にボケを表現でき、主題を明確にアピールすることが出来るんですが、これが中毒となってしまい、ついつい何でも背景をぼかしてしまうというのは、初心者にありがちです。
これとは対照的に、手前から奥までピントが合っている写真のことをパンフォーカスといいます。